皆様、こんにちは。

北瀬コウです。


ようやく開幕しましたね、春季大会。

ところが、天候不良によって開幕日から日程が大崩れとなってしまいました。😢

お隣の青森県や山形県は試合が行われているのに、秋田県だけ試合が出来ない日もありました。


そんなぐずついた天気の中で始まった春季大会、5/14(水)までの結果をまとめていきます。


⚫︎八橋ブロック シード2校が初戦突破、男鹿工が二桁得点でコールド勝ち、秋田中央は2勝。


八橋ブロックでは、第2シードの能代松陽と第7シードの大館鳳鳴がいずれも初戦を突破しました。

大館鳳鳴は9得点で盤石に、能代松陽は僅か1点を守り抜き、昨夏の初戦で敗れた新屋に雪辱を果たしました。


男鹿工は五城目・西目連合に10-1(7回コールド)で勝利しました。

4回以外で毎回得点を挙げ、13安打の猛攻を見せました。

五城目・西目連合は、4エラーが痛かったですね。

ちなみに西目は、私が現役時代くらいの頃は東北大会へも出場していたほどのチームでしたが、連合チームになってしまったのは、本当に寂しいです。

当時は公式戦の対戦経験もありましたが、本当に勝てない相手でした。


秋田中央は1、2回戦を突破し、第7シードの大館鳳鳴に挑みます。

秋田との2回戦は、僅か4安打ながらも4点を守り抜きました。

対して秋田は、10安打を放ちましたが、得点に結びつけることが出来ませんでした。


⚫︎大曲ブロック シード2校が敗退、本荘がまさかのコールド敗退、秋田西が快進撃。


昨秋県ベスト4の第3シード本荘が、横手にまさかの8回コールドで敗退しました。

横手は序盤から得点を積み重ね、本荘も2、4、5、6回に1点ずつ返すものの、7回に4失点、8回に6失点と大差を付けられ、気付けば16点も献上してしまいました。

11安打を放ちましたが、エラーが5つもあったことが気になりますね。


第6シードの横手清陵も角館に0-6で敗退しました。

角館は中々県の上位へ勝ち上がれない時期が続いていますが、まずはシード校撃破という形で奮起しました。


大館国際は今大会初のサヨナラで湯沢を下しました。

8回表まで1-4と湯沢ペースの試合展開でしたが、8回裏の攻撃で2点を返し、さらに9回裏にも2点を取り、逆転サヨナラ勝利を収めました。

次戦に向けても弾みが付いたでしょう。


私の母校の秋田西は1回戦の能代科技に6-1、2回戦の大曲に7-0(7回コールド)で勝利しました。

ここ数年の公式戦では1勝がやっとの秋田西でしたが、2勝の壁を突破しました。

この2戦ともに得点力が安定しており、私も思わず「一体どうした!?」と口に出してしまうほどでした。😦

果たしてこの快進撃は続くのか否か、注目です。


⚫︎能代ブロック シード校で明暗、能代は2勝を挙げる。


第4シードの大曲工は10-0(5回コールド)で由利に快勝しましたが、第5シードの湯沢翔北は鹿角を相手に0-3で敗れ、シード2校に明暗が分かれる結果となりました。

大曲工は3回までは0点に抑えられていましたが、4回に一挙10得点のビックイニング、5回コールドで初戦を突破しました。

インターネットの魔法を駆使したのですが詳しい情報源がなく、憶測でしか言えないのですが、おそらく打順が2巡目あたりから捉え始めたのではないでしょうか。

由利の投手の乱調もあるかもしれません。


また、前回の記事にも書きましたが、やはり鹿角は侮れないチームですね。

私は千葉県在住の会社員なので中々難しいですが、ぜひ一度現地観戦してみたいものです。


能代はホームで1回戦からの登場でしたが、初戦は由利工に3-2、2回戦は平成に3-0と、ロースコアの接戦を制しました。

とりわけ平成との試合では、能代は12安打、平成は10安打と、両チーム二桁安打でこのスコアです。

チャンスは作っていたものの、得点に繋げることが出来なかったようにも見えますね。


大館桂桜と秋田南の実力校同士の対決は、5-0で秋田南が制しました。

昨夏県ベスト4を経験したメンバーが6人もベンチ入りしており、力の差を見せ付けましたね。

次戦は大曲工との対戦、非常に注目です。


⚫︎こまちブロック 注目カードは明桜に軍配、金足農は2戦連続コールド勝ち。

※4校連合:男鹿海洋・西仙北・大農太田・六郷


今大会屈指の好カードとなった秋田商vs明桜は、6-0で明桜に軍配が上がりました。

乱打戦かロースコアを予想していたのですが、意外と点差が開きましたね。

これで、第1シードの秋田商は、夏はノーシードとなります。


金足農は1回戦の4校連合に13-0(5回コールド)、2回戦の秋田修英に7-0(7回コールド)で快勝しました。

秋田修英は昨夏県ベスト8、こんなにも力の差が出る試合になるとは思ってもいませんでした。

また、金足農は今大会のベンチ入りメンバーは20人中13人が1・2年生で、うち6人の2年生がレギュラーと、非常に若いチームになっています。

早くも来年にはどれだけ成長しているのか、楽しみになってきました。


大曲農vs増田・羽後連合は、5-3の接戦の末、大曲農が勝利しました。

増田・羽後連合は、昨秋は敗者復活トーナメントを制し、連合チームで唯一本戦に出場していました。

部員不足で集まった連合チームとはいえ、締まった試合を展開できるほどの実力がありますね。


秋田工vs横手城南は4-2で、こちらも接戦で秋田工が勝利しました。

次戦は金足農との3回戦で、直近の公式戦での対戦は今回で3度目となります。

昨夏は金足農が勝利し、昨秋は秋田工が夏の雪辱を果たしていますが、さて今回はどうなるか?


以上、4/14(水)までの試合結果でした!

余談ですが、皆様はここまでの試合結果に何か気が付きませんでしたでしょうか?

答えを言ってしまいますと、各ブロックで1回戦から登場し、初戦を突破した秋田中央、秋田西、能代、金足農がいずれも2回戦も突破しているんです。


実はこれ、よくあるアノマリー(一般的な理論やモデルでは説明出来ないものの、経験に基づいて観測される規則性)なんですよね。

1回戦から登場したチームvs2回戦から登場したチームでは、前者が有利と言われることがあります。

前者では、初戦の緊張感はあるものの、試合を進めていく中であらゆる感覚を得られます。

試合の雰囲気、応援のボリューム、マウンドの硬さ、打者を目の前にした時に投げる感覚、打席での景色、相手投手の球筋、グラウンドの土の上を走る打球の速さ、バウンド、打球の伸び、などなど・・・。


これらの感覚を得られれば、緊張感の緩和やプレーにおける修正などに繋がり、次戦でも活かすことが出来ます。

また、勝利したことでチームの士気も上がっていることでしょう。


こういった経験値を持って2回戦に臨むチームと、2回戦が初戦で緊張感があり、試合の感覚がまだ掴めていないチームとでは、差が出ることがあります。

もちろんあくまでアノマリーのため、科学的に証明されていることではないですし、全ての状況において成り立つわけでもありません。

夏の甲子園ではトーナメント上、開幕ゲームに勝利したチームが、49代表で一番最後に登場するチームと対戦をします。

ぜひ、ここの対戦を注目してみてはいかがでしょうか!☺️


長くなりましたが、次回は4/18(日)までの結果を執筆する予定です。

ということは、予定通りに日程が進めばベスト4が出揃う時ですね!

果たして勝ち上がるのはどのチームか?

乞うご期待!


最後までご覧いただき、ありがとうございました!