皆様、こんにちは。
北瀬コウです。
ここ最近は気温が安定しないですよね。
暑くなってきたので半袖で過ごし始めた矢先に気温が急降下。
急降下したかと思えばまた30℃手前まで上昇して・・・。
くれぐれも体調管理にはお気を付けください。
さて、今年で72回目となります、高校野球春季東北大会の組み合わせ抽選が6/3(火)に行われました。
今大会も東北地区は強者(つわもの)揃いのラインナップとなりました。
早速、詳しく見ていきましょう!
⚫︎第72回春季東北地区高等学校野球大会 組み合わせ

※引用元:秋田県高校野球連盟 http://www.akita-koyaren.com
⚫︎青森県:1位・青森山田 2位・八戸学院光星 3位・青森北
⚫︎岩手県:1位・盛岡大附 2位・久慈
⚫︎宮城県:1位・仙台育英 2位・聖和学園
⚫︎秋田県:1位・能代松陽 2位・明桜
⚫︎山形県:1位・酒田南 2位・山形中央 3位・山形城北
⚫︎福島県:1位・聖光学院 2位・学法石川
左の方から見ていきましょう。
2試合ある開幕ゲームのうち、1試合が久慈(岩手②)と山形中央(山形②)の公立校対決です。
久慈は1979年の夏以来、甲子園の出場はありませんが、ここ近年は力を付けており、22年春、23年秋、24年秋に東北大会の出場実績があります。
また、今年の選抜の出場は叶いませんでしたが、21世紀枠候補校として選出されました。
対する山形中央は、昨秋県3位から東北大会へ出場しベスト4、選抜出場まであと1歩というところまで勝ち進みました。
両校同じく公立校、県準優勝、そして甲子園まで手が届きそうなところまで力を付けているチームなので、互角の試合展開が予想されます。
勝てば選抜ベスト8の聖光学院(福島①)への挑戦権を獲得することになります。
3季連続で甲子園出場の青森山田(青森①)は、初戦で山形城北(山形③)と対戦します。
付近には仙台育英(宮城①)や聖光学院(福島①)が名を連ねており、順当に勝ち上がれば注目対決も期待されます。
因みに山形城北の正式名称は、「東北文教大山形城北高等学校」です。
長い!
ですが、東北大会にはちょくちょく出場する常連校です。
そして私が注目しているのは、明桜(秋田②) vs 仙台育英(宮城①)です。
なぜ注目しているのかと言いますと、2019年秋の東北大会と2020年夏の独自大会の対戦を思い出されるからです。
2019年秋は9-8で仙台育英が勝利しましたが、終盤の点の取り合いが凄かったのです。
5-4で明桜がリードする9回表に仙台育英が2点を挙げて逆転、そのウラに明桜が同点に追いついて延長戦へ。
10回には両者2点ずつ取り合い、11回表に仙台育英が1点を挙げ、この1点が決勝点となりました。
2020年の独自大会では、逆にロースコアの試合展開でした。
結果は延長10回、2-1のサヨナラでこちらも仙台育英が勝利しました。
コロナ禍で甲子園の出場が叶わなかった世代でしたが、非常に白熱した戦いを見せたのが、この当時の明桜と仙台育英です。
この対戦実績を知っているからこそ、今回の対戦はどのような展開になるのか、非常に楽しみなのです。
選抜ベスト8の花巻東が不在の今大会、県優勝を決めた盛岡大附(岩手①)が八戸学院光星(青森②)と対戦します。
今年のチームはあまり詳しく調べられていませんが、例年では共に強打のイメージが強いチームです。
また、それぞれ花巻東と青森山田に県の王座を奪われている者同士のイメージもあります。
夏の王座奪還へ、弾みを付けたい今大会です。
今大会不在なのは花巻東だけではありません。
山形の2大勢力である日大山形と鶴岡東も、それぞれ県大会で敗退しました。
そんな中、県王者に返り咲いたのが酒田南(山形①)、こちらは聖光学院の対抗馬である学法石川(福島②)と対戦します。
4年ぶり7回目の県王者となった酒田南、2012年夏以来の甲子園出場に向けて、弾みを付けられるのでしょうか?
また、今大会出場3校に加えて上記の日大山形や鶴岡東、さらには羽黒などの注目校もあり、山形の夏は大混戦になりそうです。
学法石川は、昨春の選抜出場に大きく貢献した大栄 利哉(3年)が健在です。
打倒聖光学院、まずは山形王者へ挑みます。
青森北(青森③)が昨夏甲子園出場の聖和学園(宮城②)と対戦します。
青森北は春夏通算3度の甲子園出場経験があるものの、近年では東北大会への出場実績がありません。
挑戦者として、今大会に臨みます。
勝者は能代松陽(秋田①)と対戦します。
⚫︎今大会の展望
ここで、トーナメント表を再度掲載しますので、改めて見てみましょう。

※引用元:秋田県高校野球連盟 http://www.akita-koyaren.com
展望としては、トーナメント表の真ん中から左側、聖光学院、青森山田、仙台育英あたりが軸になると考えます。
とりわけ仙台育英は、地区予選から県準決勝までを全てコールドで勝利し、コールド制の無い決勝(対聖和学園)でも10-2と、大差を付けて宮城県大会を制しました。
また、小久保 颯弥(そうや)(1年)、砂 涼人(1年)、倉方 湊都(1年)などの1年生らが早くも頭角を現し、新戦力にも期待が高まります。
順当に勝ち進むことが出来れば、準決勝で聖光学院との対戦になります。
昨秋の東北大会で敗れ、選抜出場を断たれた雪辱を果たしたいところです。
ただ、初戦の相手である明桜は、県2回戦から準決勝までを無失点で勝ち上がり、安定かつ抜群の防御率を誇ります。
繰り返しますが、この対戦カードは要注目です。
また、聖光学院と青森山田も選抜出場から実績を落とすこと無く県大会を制しました。
選抜出場校としての意地と貫禄を見せたいところです。
盛岡大附は、予選から県大会までの8試合中5試合が失点4以上と、決して少ない失点で勝ち上がったわけではありませんが、その失点を上回る点を取れる強力な打線が持ち味です。
県準々決勝(対一関学院)では、10点を取られながらも、14点を挙げて勝利しました。
どんなに点を取られても、それ以上に取り返せば良い、といった破天荒な打線は今年も健在していると思われます。
東北大会常連ながら、意外にも春は12年ぶりに県王者となった能代松陽も、投打のバランスが良く、安定した試合運びが期待されます。
春季東北大会は山形県で開催されます。
6/9(月)に開会式のみ行われ、6/10(火)から順次試合がスタートします。
果たして、春の東北王者はどのチームになるのか?
最後までご覧いただき、ありがとうございました!