※引用元:バーチャル高校野球
https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/AST7Q0C83T7QOXIE034M.html


皆様、こんにちは。

北瀬コウです。


夏の高校野球、甲子園出場の49代表が遂に出揃いましたね❗️

我らが秋田県も、金足農の優勝で閉幕し、数日が経過しました。

再び甲子園へ、そして今度こそは勝利を掴み取るため、しっかり準備してもらいたいです❗️


また、秋田県勢は2021年に明桜が出場した時以来、初戦を突破出来ていません。

流石にそろそろ勝ちたいところではあります。


私は、吉田君(3年)が金足農へ入学する旨の情報をリークした2022年頃から、再び金農旋風が起こると予想し、信じ続けています。

甲子園出場までは予想通りのシナリオとなりましたが、果たして本当に的中するのでしょうか❓


さて、本題に入りましょう❗️

掲題の通り、今大会の総括を述べさせて頂きます。

本当は、前回の記事と一つにまとめて投稿する予定でした。

しかし、思っていた以上に書くことが多くて、えらい長文になりそうな気がしたので、2つに分割しました。


それでは、まいりましょう❗️


⚫︎大会の総括


※引用元:秋田県高等学校野球連盟
http://www.akita-koyaren.com


さて、ここからは大会の総括をまとめていきます。

今年も熱戦あり、ドラマあり、感動ありの素晴らしい大会でした。

注目ポイントをピックアップしていきます。


⚫︎春Vの能代松陽が準々決勝でまさかの敗退、エース 佐藤(憂)(2年)の今後に期待。


春は県大会優勝、東北大会でも昨年の夏の宮城県王者である聖和学園を破り、ベスト4の結果を残した能代松陽でしたが、夏は準々決勝で鹿角に7-11で敗れました。


春は3試合中2試合で完封、26イニングを投げて2失点の活躍を見せたエースの佐藤(憂)君(2年)の状態が上がらなかったことが能代松陽としては苦しかったと思います。

佐藤(憂)君(2年)は、3回戦(対 角館)で今大会初登板し、2回と3分の2イニングを投げて5失点、準々決勝(対 鹿角)でも、4回を投げて4失点と、苦しい状況が続きました。


力投する能代松陽・佐藤(憂)(2年)
※引用元:X カジコ様(@nTzIt28HfYfG3wX)


打撃面では特に申し分無かったのですが、失点をカバーし続けることは決して容易ではなかったと思います。

しかしまだ2年生、非常にポテンシャルのある投手だと見ていますので、今後の活躍に期待したいです。


⚫︎春急成長の秋田西、夏も大会を彩る活躍を見せる。


春は県大会ベスト4の秋田西、OBの私も驚く結果を残しました。

そして夏も、決して楽な試合運びをさせてくれませんでしたが、それを打ち破る活躍で2013年以来の夏ベスト8進出を果たしました。


初戦(対 能代科技)では、3点ビハインドから同点に追い付き、延長12回の死闘を制しました。

続く3回戦(対 大館国際)でも、6点ビハインドから同点に追い付き、追い越してコールド勝ちを収めました。

まさに逆転の秋田西でした。


準々決勝(対 金足農)に0-9と完敗を喫し、1990年以来の夏ベスト4とはなりませんでしたが、秋田西の活躍は間違い無く印象に残るものでした。


金足農に敗れ、涙を流す秋田西の選手たち
※引用元:秋田魁新報電子版
https://www.sakigake.jp/news/article/20250719AK0013/


⚫︎ノーシードから挑んだ秋田商が準決勝敗退、主将 菅原(3年)の夏が終わる。


1年生からレギュラーを務め、県大会では通算で優勝1回、準優勝4回、東北大会へも4度出場するなど、主将としてチームを甲子園へ出場させる責務を背負い続けた、菅原君(3年)の夏が終わりました。

この夏は、1回戦から準決勝まで19打数11安打3打点3盗塁、打率は5割7分8厘と、とりわけ打撃面においては脅威的な数字を残しました。


この夏も投打で大活躍の秋田商・菅原(3年)
※引用元:スポーツ報知
https://hochi.news/articles/20250718-OHT1T51154.html


また、準決勝(対 鹿角)でも自身が2塁ランナーで牽制アウトになった後のマウンドで、1塁ランナーを牽制アウトにするなど、やられたらやり返す力、野球選手としての強さも見られました。


チームとしてはノーシードから出場し、1回戦から3回戦までを二桁得点でコールド勝ちを収めました。

準々決勝も4-2で競り勝ち、4試合で43得点と、破壊力抜群の打撃力を見せ付けました。

しかし準決勝、まさかの新生 鹿角に2点に抑えられ、2-4で敗退となりました。


私の見解としては、8回に失った2点、捕手の成田君(3年)のプレーが悔やまれると思いました。

1死1塁から、1塁ランナーの舘洞君(2年)の盗塁に対し大幅な悪送球を投げてしまい、3塁まで進められてしまいました。

その後、3番 豊田君(3年)にタイムリーヒットを許し、1点を勝ち越されました。


また、2死1、3塁から、1塁ランナーがスタート切ったのに対して、2塁へ投げてしまったことも悔やまれます。

3塁ランナーは三盗を決めた俊足の豊田君(3年)、ただでさえ走塁に積極的な姿勢が見られる鹿角であれば、1塁ランナーを囮に3塁ランナーを生還させる作戦は想定できたはずです。

あそこは投げるべきではなかったですし、打者との勝負に集中するべきであったと思います。


伝統校が新勢力に敗れる波乱となりましたが、この悔しさを糧に、秋に向けて頑張ってもらいたいです。


⚫︎王座奪還を目指した明桜、1点に泣く。


今大会は組み合わせの関係もあり、大曲農、大曲、大曲工の大曲勢3校を破る、ある意味珍事とも呼べる快挙を達成しました。

今大会は本塁打も放った明桜・秀崎(2年)
※引用元:秋田魁新報電子版
https://www.sakigake.jp/news/article/20250715AK0014/


しかし、準決勝ではライバルである金足農に完封負けを喫しました。

被安打は僅か5、打たれたわけではなく、押し出しの死球で与えてしまった1点に泣く結末となりました。


先発のエース 泉君(3年)は序盤からボール球が先行していたため、やや苦しい展開ではありましたが、代わって入った井上君(3年)が5回を投げて被安打1と好投し、見事にカバーすることが出来ました。

しかし、金足農 吉田君(3年)を相手に再三チャンスを作るものの、あと1本が出ませんでした。

本当に、紙一重の差でしかない、最後まで分からない良い試合だったと思います。


個人的には、今大会15打数8安打、打率5割3分3厘の主将 糸井君(3年)が明桜の中ではMVPかなと思います。

明桜の上位打線は送りバントはしてきませんからね。

彼が2番にいるだけで非常に恐い存在であったと思います。


⚫︎創部2年目の鹿角、あと一歩及ばずも、堂々の準優勝。


4試合30イニングを投げて6失点の好投を見せた鹿角のエース 佐藤(2年)
※引用元:Threads 秋田の高校野球様(akitakoshien)


やはり今大会は鹿角の躍進が光った大会と言っても過言ではないでしょう。

県内の少子化の影響により、小坂、十和田、花輪の3校が統合され、2024年に秋田県立鹿角高校として開校しました。

統合前の3校は、野球についてはいずれも無名であり、小坂はもう随分前から野球部がありません。


しかし、創部2年目にして優勝候補の一角であった能代松陽や秋田商を破るなどの快挙を達成し、決勝進出を果たしました。

決勝でも、2年連続で夏の甲子園出場を狙う金足農と互角に渡り合い、延長10回までもつれ込む試合となりました。

とりわけ、9回2死、0-1のビハインドの場面で、2番 舘洞君(2年)が三振でゲームセットと思いきや、振り逃げで出塁し、そこから同点に追い付いたあのシーンは本当に凄かったです。


攻撃から守りまで素晴らしい野球を見せてくれましたが、中でも光ったのは盗塁です。

2回戦から決勝までの5試合で盗塁を22個決めており、1試合平均では4.4個決めていることになります。


うち、準々決勝(対 能代松陽)では6個の盗塁を決めるなど、走塁の積極性が顕著に見られました。

この積極性が実っていたことが勝利に繋がっており、日頃からしっかり鍛えられているな、と思いました。


さて、私の以前の記事を見返していただければ分かりますが、私はところどころで鹿角を「KAZUNO」と表記して、ふざけている、鹿角を馬鹿にしている、といった印象を与えてしまったかもしれませんが、決してそのようなつもりはありません。

鹿角の強さは創部1年目から滲み出ていましたし、これから秋田県の高校野球に新しい風を巻き起こす存在になるのでは、と思い、期待を込めてグローバルに「KAZUNO」と表記していました。


活躍次第では21世紀枠で春の選抜出場もあるのでは❓と書いたこともありましたが、21世紀枠どころか、実力で甲子園に出場するかもしれないところまで勝ち進みました。


やはり私の目に狂いは無かった‼️


だからこそ、皆様に改めてお伝えしたい。

準備はよろしいでしょうか❓


皆様、こ・れ・が‼️

KAZUNOです。😤


レギュラーは3年生主体ではありましたが、エースの佐藤君(2年)を筆頭に、秋以降の活躍に期待しています❗️


⚫︎金足農が2年連続の夏王者、5試合で失点3と堅守光る。


決勝戦のマウンドで力投する金足農・吉田(3年)
※引用元:バーチャル高校野球
https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/photo/AS20250722001372.html


ここまでピックアップした4校の存在によって今年も混戦となった中、最後に歓喜を味わったのは、昨年に続き金足農でした。

エース 吉田君(3年)を軸に守り勝つ野球で、2回戦から決勝までの5試合で失点は僅か3と、安定した守備が光りました。

とりわけ、春に完封負けを喫した明桜に対して完封で勝利する様は、先程の秋田商・菅原君(3年)の時と同様に、やられたらやり返す力が非常に見事であったと思いました。


また、攻撃面においては5試合で犠打は15と、伝統の戦い方は変わらず発揮されていました。

しかし、残塁数が2回戦から見て10、8、10、9、10と、対戦した全ての相手よりも多く、チャンスの場面で点が取れなかった傾向が強いと分析しました。

甲子園初戦までに、どれだけ調整が出来るかが鍵となりそうです。


⚫︎終わりに


さて、ここまで総括をまとめてまいりましたが、いかがでしたでしょうか❓

他にもたくさんのドラマがあったと思いますが、全てをピックアップするのは流石に骨が折れるため、ここまでにしておきましょう。


敗れたチーム、そして球児の皆さん、暑い中、本当にお疲れ様でした。

引退する3年生たちは、野球に限らず次のステージに向けて頑張ってください❗️

そして、1、2年生たちも先輩たちの思いを受け継ぎ、秋に向けて頑張ってください❗️


さあ、秋田県代表である金足農は、甲子園に向けて既に秋田を発っています。

皆、五厘、いや一厘でしょうか❓

頭を丸めて気合いは十分ですね。


※引用元:日テレNEWS
https://news.ntv.co.jp/category/sports/ab1278588722344d6597f29bfe805ecee1


私は本当に期待しています。

2018年夏、甲子園に金農旋風を巻き起こしましたが、吉田君(3年)を筆頭に今度は弟世代たちが再び金農旋風を巻き起こしてくれる、と。

ようやくその時がやって来ます。(おそらく)

まずは初戦の相手がどこになるのか、注目です。


組み合わせ抽選会は、8/5(火)の開幕試合のみを決める抽選会が8/1(金) 18:30〜、以降の試合を決める抽選会は8/3(日) 14:00〜行われます。

また、組み合わせが決まり次第、そして私の考察が完了次第、以前予告でご紹介した勝敗予想を順次投稿していく予定です。


以上、夏の高校野球秋田県大会の総括でした❗️

頑張れ❗️金農‼️